日本一の産地
“ジャパニ一ズペッパ
小粒でもピリリと辛い’と言えば、古くから利用されてきた和のスパイス山椒。
和歇山県は日本一の産地で、国内生産量の約7割を占める。香辛料や漢方生薬の原料としての国内需要だけでなく、近年はジャパ二|ズペッパ|-として海外での評価も高まっている。
縄文遺跡からもる。
山椒は日本原産で、沖縄を除く全国各地に自生している。ピリッと辛く爽やかな風味が特徴の、日本独自の香辛料だ。その歴史は古く、各地の遺跡で山椒の痕跡が発見されており、なかには繩文時代初期のものある。約3千年も前から日本人の食生活に深く根付いてきた。
日本の山椒について記録が初めて登場するのは、中国の歷史書『魏志倭人伝(3世紀後半)。·「薑(ショウガ)·橘(タチバナ)椒(サンショウ)·蘘荷(ミョウガ)が自生しているが、倭人はその滋味を知らない」と記されている。
中国では、山椒は生薬·香辛料·酒などに利用され、その強い芳香は邪気を払い、たくさん実をつけることから子孫繁栄につながる吉祥の象徴だった。
辛みがあれば(はじかみ」奈良時代には、中国の医学書などを通じて利用方法が普及しており、古事記(712)や日本書紀(720)などに山椒の古名一椒(はじかみ)」が登場する。中国の思想を反映して、皇后の住まいが「椒庭」ゃ「椒房-と呼ばれたことや、壁に山椒を塗り込めたことなどが記されている。
はじかみ!は、ほじかみらの略でハジ(ほぜる実)+ カミラ'(ニラの古名)ニラのように辛いことが由来と言われる。しかしはじかみ」は辛いもの全般の総称であり、味が辛くて 歯がしかむ”とかぼしたからみ(歯舌辛み) など諸説ある。
また漢字の一椒は叔(小さい実)のなる木という意味があり、山にある小粒の実がなる木「山椒」の名が定着するのは江戸時代前期となってからだ。
开始!据说其由来是因为像韭菜一样辣。但是,“はかかみ”是所有辣的东西的总称,有“味が辛い、歯が咬む”、“歯舌辛い”等各种说法。
另外,汉字中的一椒有叔(小果实)的树的意思,山上有小粒果实的树“花椒”的名字是在江户时代前期固定下来的。
ぶどう山椒発祥
平安時代の『延喜式」(律令の施行細則)によると、紀しょくしょう伊国(和歌山県)から蜀椒五升や秦椒三升が都に納められていた。主に油や薬として利用されていたようだ。お馴染みの鰻と山椒の組み合わせはおお くさ室町時代のレシピ本『大草家料理書」 に登場する。
山椒の品種は多く、江戸時代の百科事典『和漢三才図会」(1712)や植物図鑑『本草図譜』(1828)には品種のほかに薬効·食べ方などが説明されている。
現在、生産量1位を誇る和歌山県で栽培されるのは主に「ぶどう山椒」。大粒の実がぶどうの房のようになり、ほかの品種よりも果皮が厚くて種が小さく、香りが強いことが特徵で、和歌山県の有田川町が発祥の地だ。
葡萄花椒发祥地
根据平安时代的《延喜式》(律令的施行细则),从纪伊国(和歌山县)向都城缴纳了五升蜀椒和三升秦椒。主要作为油和药使用。熟悉的鳗鱼和花椒的组合在室町时代的食谱书《大草家料理书》中登场。
山椒的品种很多,江户时代的百科全书《和汉三才图会》(1712)和植物图鉴《本草图谱》(1828)中除了品种之外,还说明了药效、吃法等。
现在,在产量第一的和歌山县栽培的主要是“葡萄花椒”。大粒的果实像葡萄串一样,比其他品种的果皮厚、种子小、香味强是其特征,和歌山县的有田川町是其发祥地。
和漢三才図会
江戸時代中期の事典。〈さんしやう〉の項に、〈秦椒〉の字をあてるのは中国の秦が原産だからとしている。
和汉三才图会
江户时代中期的事典。〈在“さんしょう”一项中,用“秦椒”字来表示是因为原产于中国的秦国。
紀伊続風土記
第三輯の物産の部
くサンシャウ〉の項に、〈今諸郡に皆あり中にも那賀在田(ありだ)両郡より多く出す〉とある。
纪伊续风土记
第三辑物产部
“现在各郡都有,其中也比那贺在田两郡多出”。
天保年間に遠井村の勘右衛門が、大粒の実をつける山椒が自宅の庭先で自生しているのを発見し、栽培して増やした。山椒が「医用の木」とも呼ばれたため、勘右衛門は屋号を「医要木」をとした。
当地が高野山の領地で、漢方生薬や精進料理などの需要によって、山間部で平地の少ない地域の貴重な収入源となり、山椒は現在まで続く特産品となった。
天保年间,远井村的勘右卫门发现长着大颗果实的山椒在自家院子里野生,于是栽培增加了。由于山椒也被称为“医用树”,勘右卫门将商号定为“医要木”。
当地是高野山的领地,由于中草药、素菜等的需求,成为山区平地较少地区的宝贵收入来源,山椒成为延续至今的特产。
本草図譜
江戸時代後期の植物図鑑。
〈さんせう〉の項に、く毒を解すと云りとあり薬効がよく知られていたことがうかがわれる。
本草图谱
江户时代后期的植物图鉴。
在“さんせる”一项中,据说是解毒,因此可以看出其药效是众所周知的。
シビレの効果
山椒の魅力は何と言っても、ピリリとしびれる辛さ。このしびれは、辛味成分である「サンショオール」の麻酔作用によるもので、消化器官の働きを活発にし、新陳代謝を活性化する効果がある。
また近年注目されているのは、脳の味覚野に刺激を与えて味覚を鋭敏にする効果。甘いものはより甘く、旨みも塩味も強く感じるようになるので、山椒を食事の前に少し口にしたり、前菜に加えたりすると、調味料レスでも美味しく食べられる。食材の持つ風味を引き出す山椒は、減糖·減塩を心掛けている人にとっては救世主のようだ。
また香り成分「シトロネラール」は、神経系に働きかけてリラックス効果や不安の緩和、集中力の向上などの効果がある。
山椒的效果
山椒的魅力不管怎么说,都是令人发麻的辣味。这种麻痹是由辣味成分“山椒素”的麻醉作用引起的,具有活跃消化器官的作用,激活新陈代谢的效果。
另外,近年来备受关注的是刺激大脑的味觉野,使味觉敏锐的效果。甜的东西更甜,美味和咸味都会变得强烈,所以在吃饭前稍微吃一点山椒,加入前菜的话,即使没有调味料也能吃得很好吃。能引出食材所具有的风味的山椒,对于担心减糖、减盐的人来说是救世主。
另外,香味成分“香茅醇”对神经系统有促进放松效果、缓和不安、提高集中力等效果。
地域を支える産業
森林が76%を占める有田川町では、山間部がV字型に切り込んだ地形と、日照時間の短い気候が山椒の栽培に適しており、田畑や傾斜地を利用した栽培が行われてきた戦後、山椒は香辛料や藥品原料として需要が増加したことに加え、減反政策によって稲作に代わる作物が必要になったことから、栽培面積が広がった。
「しみず山椒生産組合」が結成されたのは昭和43年(1968)。それ以降、栽培技術や生産、収穫、乾燥、出荷の各段階での品質管理が統一され、有田川町のぶどう山椒は高い評価を受けるようになった。ぶどう山椒の生産は高齢化が進む山間地域において、地域を支える重要な産業となっている。
地域支产业
在森林占76%的有田川町,山区呈V字形的地形和日照时间短的气候适合栽培山椒,在利用田地和斜坡进行栽培的战后,山椒作为香辛料和药品原料的需求增加,再加上减反政策,需要代替稻作的作物种植面积扩大了。
昭和43年(1968)成立了“紫山椒生产组合”。此后,栽培技术、生产、收获、干燥、出货各阶段的品质管理统一,有田川町的葡萄山椒得到了很高的评价。葡萄山椒的生产在老龄化的山间地区,成为支撑地区的重要产业。
自然のなかで栽培
ぶどう山椒は接ぎ木した苗を定植してから、収穫まで約10年。その後、約5)10年間は収穫できるが、徐々に樹勢が衰えていく。1本の木の寿命は、20年から25年だ。
山椒は雌雄異株の植物なので、受粉をするためには雌木10本に対して雄木を1本植える必要がある。花粉の運搬はミツバチなどの昆虫が行うが、花が咲く時期に好天が続かないと活動が活発にならず、収穫に影響が出る。
収穫時期は種類によっていろいろ。収穫後はせん定作業や堆肥の投入を行って、次のシーズンに備える。
在自然中栽培
葡萄山椒从定植嫁接的苗到收获约10年。之后,虽然可以收获约5-10年,但树势逐渐衰退。一棵树的寿命是20年到25年。
因为山椒是雌雄异株的植物,所以为了授粉需要相对于10棵雌木种植1棵雄木。花粉的搬运是由蜜蜂等昆虫进行的,但是开花时期如果好天气不持续的话活动就不会活跃,会影响收获。
收获时期根据种类不同而不同。收获后进行修剪作业和堆肥的投入,为下一个季节做准备。
種類はいろいろ
ぶどう山椒は収穫時期の違いによって、花山椒、葉山椒、実山椒、乾燥山椒、赤山椒などの種類がある。
花山椒は4月中旬に収穫され、甘く上品な香りが特徵。雌花は摘むと実にならないため、特に貴重とされる。日本料理で「木の芽」と呼ばれる葉山椒は4月から5月に収穫され、独特の香りと美しい色合いが特徵。実山椒の収穫は5月から6月で、ちりめん山椒や佃煮に加エされる。
7月から8月に収穫される乾燥山椒は、乾燥させて粉末状に挽かれる。赤山椒は9月下旬から10月中旬に収穫される。完熟した山椒で、上品ですっきりした辛みと芳醇さが特徵。
种类繁多
葡萄山椒根据收获时期的不同,有山椒、叶山椒、実山椒、干燥山椒、赤山椒等种类。
山椒在4月中旬收获,其特征是甜而高雅的香味。因为雌花一摘就不成熟,所以特别珍贵。在日本料理中被称为“木の芽”的叶山椒是从4月到5月收获的,其特征是独特的香味和美丽的颜色。実山椒的收获是从5月到6月,作为山椒的佃煮使用。
7月至8月收获的干燥山椒经干燥后磨成粉末状。赤山椒将于9月下旬至10月中旬收获。成熟的山椒,高雅清爽的辣味和芳醇是其特征。
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